「MSA(測定システム解析)」における「グラフによる解析」は,測定値の傾向(繰り返し誤差の大きさ,評価者間のばらつきなど)を視覚的に把握することを目的としています.
MSA(測定システム解析)を用いた事例をご覧いただけます.
TDKとしてのQS-9000への取り組み
測定値,パーツ情報,評価者情報をそれぞれ量的変数,質的変数,質的変数に入力します.例えば,パーツ「P1」を評価者「A」が測定した結果「5.70」という測定値が得られた場合,ワークシートには次のようにデータを入力します.測定したパーツの基準値が分かっている場合には,さらに基準値の値を量的変数に入力します.
メニュー[手法選択][手法選択]-[工程分析]-[MSA(測定システム解析)]-[グラフによる解析]を選択すると「変数の指定」ダイアログが表示されますので,解析に使用する変数を指定します.
ここでは,以下の変数を指定します.
変数の指定を行い「次へ進む」ボタンを押すと,解析結果のグラフが表示されます.
タブを切り替えてデータプロット,偏差プロット,平均値プロット,誤差プロットを見ることができます.
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「グラフによる解析」では,『MSA*1』に記載されている「Whiskers Chart」「Normalized Individuals Chart」「Run Chart」「Error Chart」に対応する4種類のグラフ(データプロット,偏差プロット,平均値プロット,誤差プロット)が出力されます.それぞれのグラフより以下のことが分かります
グラフ | 内容 | 分かること |
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データプロット |
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偏差プロット |
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平均値プロット |
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誤差プロット |
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