応答曲面法は,量的因子に対して,実験計画とデータ解析を組み合わせた方法として発展してきたと言われています.
この中で「多特性を同時に最適化する」方法が挙げられています.各特性が好ましいレベルまで達成されることが目的ですが,本手法では特性を因子の簡単な関数 (回帰式-逐次選択可能)で表現し,望ましさ関数dを用いて好ましいレベルを求めていきます.
実験計画手法(DOE)の考え方,またソフトを使う上での利点についての資料をご覧いただけます.
次の例は,中心複合計画での出力です.
特性値は2つ(反応率,活動度)で,3つの因子(触媒,温度,時間)の2次モデルとしています.
図では,共線性もなく,2つの特性とも全選択となっています.
逐次選択として,例えば,'変数減増法'で変数を選択し直します.この反応率の例では,時間と温度×時間(N3*N4)がはずされています.
最適化グラフで,各因子毎のD(x)のグラフ(最下行のグラフ)で,各山が高くなる位置が,複数特性の好ましいレベルとなります.
望ましさ関数の設定を,特性値毎(反応率,活動度)に,画面上(グラデーションの濃い所が好ましいレベルとなります)もしくは下記ダイアログで行ないます.
手動もしくは自動で,好ましいレベルを求めます.
※ 「画面はJUSE-StatWorks/V4.0のものです」
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