系統図は,目的を達成するための手段や方策を系統的に展開し,その体系を枝分かれにさせて理論的にわかりやすく図式化したものです.
左側に達成すべき目標や目的を明記し,それを達成するための1次手段(=方策または要素)をいくつか抽出し,それらを次々にブレイクダウンして2次,3次手段へ展開する手法です.
系統図の種類には以下のようなものがあります.
種類 | 使用目的 |
---|---|
目的方策型 | 問題解決の方策を得るために用います. |
構成要素型 | 改善対策の中身を明らかにするために用います. |
「CK工場の総合生産性を向上させる」をテーマに,目的方策型の系統図を展開していきましょう.
メニューバーから[手法選択]-[新QC七つ道具]-[系統図]を起動します.
系統図が起動するので,目的の項目をダブルクリックして「CK工場の総合生産性を向上させる」と入力します.
目的に対する1次方策,1次方策に対する2次方策,2次方策に対する3次方策を挙げていきます.
1次方策を編集中に1次方策を追加したい場合は,ツールボタン「項目の挿入」を押し,1次方策に下に2次方策を加えたい場合は,ツールボタン「次項目の追加」を押します.
項目ができたらそこに方策をテキスト入力します(項目をダブルクリックするとテキストが入力できるようになります).
項目の削除は,ツールボタン「項目の削除」で簡単におこなうことができます.また,重要な方策には,ツールボタン「マーキング」で色付けすることができます.
実施が決まった方策について,方策の実施内容を具体的に決めます.
ツールボタン「実施表表示」を押すと実施表が表示されますので,なぜ・何を・誰が・どこで・いつ・どうするのかと,効果と実現性の程度を入力します.
以上で系統図は完成です.
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