PDPC法とは,過程決定計画図(Process Decision Program Chart)と呼ばれ,1968年に近藤次郎氏が東大紛争を解決するために,作成した手法です.事前に考えられるさまざまな事象(結果,状況,処置など)を予測し,プロセスの進行を進める手順を図化し,問題が生じたときには,目標に向かって軌道修正することが可能です.
特徴としては
が挙げられます.
通常,PDPCは下記のような手順で作成されます.
また,一般的な規則として,
があげられます.
本システムはMicrosoft Excelのテンプレートファイルとして提供されています(Microsoft Excel97以上に対応しています).
「Webサイトの活性化のためのPDPC」を描いてみましょう.
メニューバーから[手法]-[新QC七つ道具]-[PDPC]を起動するとExcelが起動します.マクロを有効にすると,PDPCツールボックスが表示されます.
スタートを「データを収集する」,ゴールを「Webサイトが活性化する」と設定します.
PDPCツールボックス上のツールボタン「角丸四角形」を押すとExcel上に
の図形ができます.
の図形を二つ重ねると
の図形ができます.図形内で右クリックすると「テキストの追加」というメニューが出ますので,図形にテキスト入力してスタート
とゴール
を作ります.
必要な手段,予想される状態を取り上げ,配置し,結果まで矢印でつないでいきます.
PDPCツールボックス上のツールボタン「直線矢印コネクタ」を押して始点と終点を指定すると項目同士が線で結ばれます.図形を移動させるとそれに伴って線も移動しますので,大変便利です.
以上でPDPCは完成です.
※ 「画面はJUSE-StatWorks/V4.0のものです」
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