マトリックス図は,問題としている事象の中から対になる要素を見つけて,行と列に配置し,その交点に各要素の関係の有無,関連度合いを表示する手法です.
特徴として,
があります.
マトリックス図は,重要項目の洗い出しに優れており,特に「テーマ選定」などによく用いられます.
マトリックス図の種類としては,事象A×事象Bの2事項を扱う二元表の形で作成したL型マトリックス図,3事項を扱うT型マトリックス図,Y型マトリックス図,C型マトリックス図,4事項を扱うX型マトリックス図などがあります.実際多く使用されているのは,L型マトリックス図です.
本システムではL型マトリックス図とT型マトリックス図を使用することができます.
「今年度実施結果に対する反省」をテーマに,L型マトリックス図を描いてみます.
[手法選択タブ]から[新QC七つ道具]-[マトリックス図]を起動すると,「新規作成」か「既存のファイルを開く」かを選べますので,「新規作成」を選択します.
「マトリックス図初期設定」というダイアログが表示されますので,マトリックス図の形式と行数,列数,表頭(列)の名称,表側(行)の名称を設定します.
ここでは形式をL型マトリックス,行数を4,列数を5,表側の名称を「問題点」,表頭の名称を「評価項目」に設定します.
マトリックス図が起動するので,各項目(問題点と評価項目)をそれぞれ入力します.
項目のセルをダブルクリックするとテキストが入力できるようになります.
項目ごとの関連の有無と関連の度合いを入力します.
セルをダブルクリックすると記号の一覧が表示されますので,そこから適切と思われる記号を選んでいきます.必要なら備考欄にコメントを入力します.合計点と順位は自動的に計算されます.
ツールボタン[強調表示] を押すと,最も合計点が高かった項目行が色付けされます.
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