タグチメソッド(タグチメソッド)のパラメータ設計は,安定性のある設計を目指し,使用条件や環境条件の影響がなるべく小さくなるような設計パラメータの水準を探索することを目的とします.
パラメータ設計では,誤差因子や信号因子を外側にわりつけて実験を行い,得られたデータから内側因子(制御因子や標示因子)の各条件ごとにSN比を求めます.そして,求められたSN比を用いて解析を行い,SN比が最もよくなるような内側因子の水準を求めます.
本システムの「パラメータ設計」では,入力された実験データに対し特性の種類に応じたSN比の算出(動特性,望目特性の場合は感度も算出),要因効果図の表示,分散分析表の表示,推定値の算出を行うことができます.
項目 | 機能 |
---|---|
直交表の種類 |
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特性の種類 |
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わりつけ技法 |
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結果出力 |
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No | 設定項目 | 設定内容 | |||
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1 | 内側の わりつけ |
計画種類 | 直交表 | L8(2^7), L9(3^4), L12(2^11), L16(2^15), L18(2^1×3^7),L18(6^1×3^6), L27(3^13), L32(2^31), L36(2^11×3^12), L36(2^3×3^13),L54(2^1×3^25), L64(2^63), L81(3^40) | |
要因配置 | 1~4因子 | ||||
2 | SN比・感度 | 特性の種類 | 静特性 | 望目特性,望小特性,望大特性,機能窓法,デジタルのSN比 | |
動特性 | ゼロ点比例式,一次式,非線形の標準SN比,動的機能窓法 | ||||
その他 | SN比計算後データ(SN比),SN比計算後データ(SN比・感度) | ||||
3 | SN比の種類 | 田口のSN比,エネルギー比型SN比 | |||
4 | オプション | Veを引かない,感度として傾きβ・平均値mを使用 | |||
5 | 外側の わりつけ |
誤差因子の わりつけ |
誤差因子の調合 | 2~20水準 | |
直交表 | 選択可能な直交表は内側直交表と同じ | ||||
要因配置 | 1~4因子 | ||||
6 | 信号因子の 水準数 |
全ての実験Noで等しい,実験Noによって異なる | |||
7 | 信号因子の 水準値 |
全ての実験Noで等しい,実験Noによって異なる | |||
8 | 標準条件 | わりつけた誤差条件に標準条件が含まれる,平均値を標準条件の出力とする,標準条件の出力を値で指定する |
※ 「画面はJUSE-StatWorks/V4.0のものです」
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